新聞ってすごいよね。
あれだけの膨大な文章を掲載しておいて、基本、誤字脱字がないし、
意味不明な文章も存在していない。
これを、ほぼ毎日繰り返し行っているのだから、新聞の編集の力はすごいと思う。
文系の分野は詳しくないが、文系のスペシャリストが揃っているんだろうね。
これに比べて、ネットに存在する有象無象のネット記事の質の低さに辟易する。
まず、記事の題材や文章レベルは置いておいて、誤字脱字の多さを何とかしろと言いたい。
記事をアップする前に確認をしろと言いたいが、校正もまともにできないらしい。
編集部がまともに機能していないんだろうね。
まともに校正する人が存在せず、ライターがライティングをした文章を、
担当者がそのまま、締め切りギリギリにアップしているといった感じ。
どうせライターへの発注も、かなり無理なスケジューリングで行い、
ライターも徹夜しながら焦って書いた文章だから、誤字脱字発生率も高まるのだろう。
この質の低い編集部やライターは、どこから湧いてきたのだろうと想像すると、
元々は本や雑誌を売っていた泡沫出版社が、紙物はもう売れないからと放棄して、
ネットに活路を見出したのだろうけど、媒体は変われど作っている奴らのレベルが、
自動的にアップするわけではないから、相変わらず、ろくな記事も作れないといった感じだろう。
最近では、テレビ番組の感想記事や、ツイッターやYouTubeのバズっているものに対しての、
紹介記事など、一昔前にブロガーか書いていたような記事を、雑誌名とか出版社名を背負って、
これ見よがしにネット記事としてアップしているパターンが多く存在し、
とりあえず記事の質よりも、何でも話題にして記事をアップしまくって、
広告費を稼ぐ作戦にシフトしてきている。(下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる作戦)
こういった事していると、ライターの数も限りがあるし、文章書いてくれる人、
どこから引っ張ってきているの?と思うかもしれないが、書いているのは素人のパターンもある。
内職を募集するサイトって、結構存在するのだが、
そこで主婦や自営業者に格安で文章を書かせたりする。
募集の仕方としては、特定のテレビ番組とか、インフルエンサー等のコンテンツを見て、
感想文を1000文字以上で提出してくださいとか、小学生レベルの依頼。
報酬は、1000文字で200~300円とか、そういう次元のレベル。
1000文字、PCやスマホで打つって結構時間かかるし、コンテンツを視聴する時間もかかるし、
当然、割が合わないのだが、なぜか、そこそこやる人がいるから不思議なんだよな。
コンビニのバイトよりもはるかに自給は安いが、内職の扱いだから、
専業主婦の人は空いた時間で、小遣い稼げるからいいという考えなのかもしれないが…。
こうやって質は低くくても大量の素人文章を集め、それを精査してつなぎ合わせて、
ある程度体裁の整ったネット記事を乱造して、広告費を稼ぐ手法が乱発されている。
最近のネット記事は張り付けてある広告数もえげつないが、もはや出版社とか、
マスコミのプライドとか一切なく、有象無象の記事で小銭を稼いでしのぐ始末。
まあ、ネット記事だけじゃなく、最近はあらゆる業種・商品の質が下がっているが、
日本製は、値段は高いが質がよく高機能だった時代から、
値段は高いままだが、質は低下してそのままの時代に完全にシフトした。
おそらくこの傾向は、少なくても我々が生きている間は確実に続くだろうから、
こういった時代を、どう生きていくかを模索していかないとな。
ネット記事のような例を解説しながら、俺様なりの考え方を紹介していければと思う。