コオロギパウダーで思う事

 先週の話題と言えば、コオロギ一色ってところか?

WBCも盛り上がっていたような気がするが、WBCというか大谷だな。(おまけでダル)

WBCは今週から予選が始まるし、これからが本番だな。

 

 コオロギしか食べるものがないのであればコオロギを食べるが、現状はそうではない。

しかも安いわけでもなく、むしろ米や小麦粉よりも高くつくからな。

大量生産できるわけでもなく、まともに事業化できていないから当たり前だが、

今後これらに税金を投入する計画があるのであれば止めてほしい。

 

 多くの人が主張しているが、コオロギに金を使うのであれば、

食品ロスや、米や牛乳等の作り過ぎている問題を改善しろと言いたいが、

利権や制度でがんじがらめになっているこれらの問題には、誰も手を付けたがらないのが現状。

それよりは昆虫食のように新たな分野を創設し、そこに利権を発生させることの方が簡単だもんな。

 

 コオロギパウダー使ってパン作っていた企業の不買運動とかあって、

パンが売れ残っているとか聞いたが、それでパンが安くなっているのならありがたいな。

俺様はそんなこと気にせず買うから。

 

 不買とかしている奴も気にし過ぎだろと思うが、虫嫌いな奴はとことん嫌うからな。

俺様も虫は得意な方ではないが、パウダーにまでなっていれば、ほぼ抵抗はない。

原形をとどめた丸ごとで食えと言われれば少し抵抗があれが、それでも食えないことはない。

 

 じゃあゴキブリも食えるのかと虫嫌いに言われそうだが、コオロギとゴキは天と地の差がある。

虫嫌いな人からすれば一緒に見えるかもしれないが、人のテリトリーに侵食しない、

野山で鳴いているだけのコオロギと、部屋に平気で現れるゴキブリを一緒にしたらコオロギに失礼。

ゴキブリの嫌悪感はフォルムだけでなく、生態や性質でも昆虫界トップで害悪だからな。

 

 でもゴキブリくらいは、みんな知らないところで2~3匹くらいは食べてるでしょ?

今は厳格だろうけど、昔の食品工場とか外食産業は衛生面でざるだから、

知らないところで材料に混ざり、すり潰されて加工され商品化してると思うよ。

 

 こういうところに勤めた経験のある奴も、武勇伝のように汚い手で材料触っていたとか、

虫が混入しても気にしなかったとか、唾とか髪を混入させて遊んでたとか語るからな。

こうやって人は、汚いものやウイルスに耐性や免疫を付けていくんだろうね。

 

 官民に関わらず今後、コオロギ等の昆虫食に投資するのもどうかと思うけどね。

だってあれって場所さえあればどこでも作れるものだし、日本で作る優位性が一切ないからな。

結局海外でも大量生産され競争にさらされ、海外製の方が安く仕入れられるオチになりそう。 

 

 それよりはやはり、海外よりも優れている米や牛乳の生産性・加工技術を生かして、

余剰分を輸出によって利益を生む仕組み作りに金を使ってほしい所だ。

国内で不振な日本酒も、最近では輸出で売り上げを伸ばしているみたいだし、

国内で消費することにこだわらず、グローバル展開することに税金を使うのであれば賛成だ。

 

 まあ無能な役人、利権大好きの無駄に学歴だけは高い各界隈のボンクラどもでは、

期待するだけ無駄だと思うが、昆虫を食べたところで、

これらの問題が解決するわけでもないのは確か。

むしろ新たな利権構造が生まれ、日本の自給率の問題が今以上に複雑化するのは明白だ。