【ファイアーエムブレム 覚醒】総評

 何だかんだで、40万本近く売れているようだから、好評なのは確かなようだ。
大惨敗のPSVITAさんからすれば、のどから手が出るソフトの売上なのは間違いない。
(PSVITA期待のエースというか唯一の頼みの綱、ペルソナ4でも、ここまで売れないだろう)

 まあでも、案の定、ネットの評判や交流サイトでのやり取りを見ていると、
もっぱら、どのキャラとキャラをくっ付けたとか、子作り中心の話題ばかりで辟易する。
そのくらいしか語る内容もない、薄っぺらいゲームであった事は間違いないが・・・。

 競馬ゲームでもやってろよというツッコミを入れたくなるが、
実は俺、まだ12章までしか進んでおらず、クリアどころか半分も進んでないんだよね。
それでも、ゲームの概要は大体掴んでいるし、子供がポンポン湧いて来ることも知っている。

 これ以上、キャラを増やされても育成がめんどいんだけどね。
俺様は基本、登場キャラは均一に育てると言う方針だから、後から何の愛着もない、
現行キャラの子供が湧いてきても、ゴキブリと等価の感情しか湧かない。

 子供が出てくるっていうから、過去作みたいに、それから数十年後・・・みたいに、
ある程度進めると、時間が飛ぶのかと思ったら、そうではなく、
絶望の未来(笑)から、不思議な力で子供が親を助けに来るという設定らしい。

 お前らは、ドラゴンボールのトランクスか。(笑)

 覚醒はとにかく、過去作の要素をツギハギしまくった、何でもアリ感満載のゲームだ。
肝心のストーリー部分がぺらっぺらで、その補完の意味でキャラが沸きまくり、
単なるキャラゲーと化して、ミーハーがそのカップリングのみに心血注ぐ始末。

 普通に、追い詰められた主人公たちが巨悪の帝国に立ち向かうとか、
そういう、良い意味で中二チックな展開のゲームでよかったんだけどね。
やはりファイアーエムブレムは、初期の頃の世界観が一番しっくりくる。

 まったくいらない要素だけど、声優使ってキャラがしゃべるとかアピールするから、
どんなもんかと思ったら、まともにセリフをしゃべるのではなく、
会話の冒頭で一言しゃべるだけで、中途半端でうざい以外の何物でもない。

 会話の冒頭で一言しゃべる・・・というのは、分かり難いかもしれないが、
例えば、悪者をやっつけるぞ、的な会話をしているときに、一言だけ『行くぞ!』とか喋り、
その会話での象徴的な一言を発するのみだったりする。

 しょぼ・・・。

 俺はキャラゲー&声優ゲーは全くやらないから知らないが、これが標準仕様なのか?
まあ、あれだけ長いセリフを、全部喋っていたら声優も大変だろうけど、
だったら最初から声優なんて起用しなけりゃいいのに。

 これだけ文句を書いていると、信者が『だったら声優のボイスをOFFにしろ』とか、
言ってきそうだが、金払ってるんだから、機能の一部をOFFにするような、
金をドブに捨てる行為はしません。

 っていうか、お前ごときが俺様に命令すんな。

 まあ、全くつまらんわけでもないが、面白いわけでもない微妙な仕上がり。
難易度はハードでやっているが、手ごたえ的に面白かったのは冒頭だけで、
キャラが育ってくるとアホみたいに簡単になり、手ごたえは全くない。
武器も、一番安い青銅シリーズ等しか買った事ないし、まともに使わない。

 声優に金使うなら、もう少しバランス調整に労力と金を使ってほしかった。
まあミーハーを釣るには、キャラや声優という外的な部分に金を使うのが、
最も効果的だというのは漫画の世界でも同じで、ミーハーが一番しょうもないのだが・・・。

 意外にもこの作品がDSで初ということで、課金コンテンツの配布もしている。
俺は一切買ってないが、所持金や経験値を多くゲットできるマップや、
普通に遊んでいては手に入らないアイテムがゲットできるマップを、
1コンテンツ300~500円位で販売している。

 PS系列とかだと、これらの試みは、既に行われているようだが、
まあ、付加価値としてユーザーが楽しめる程度のものだったらまだいいのだが、
行き過ぎると、課金コンテンツを手に入れないと、まともに遊べないゲームとか、
肝心の本編がぺらっぺらのゲームが横行しそうで、非常に怖い。

 時間を金で買うという意味では、課金制度はいいとは思うけどね。
オンラインゲームとかやってると、時間が余りまくっている学生やニートがでかい顔してるし、
強さを競うゲームでは、忙しい社会人は全く歯が立たないから、
有り余る経済力でねじ伏せてやりたいという欲求を持つユーザーも多いだろう。

 その辺のバランスが取れるなら、課金ビジネスもOKだと思うのだが、課金が前提の、
中身がぺらっぺらのゲームばかりが横行すると、益々ユーザーは離れるだろう。
それだったら、グリーやモバゲーで遊んでいたほうが手軽でいいわ・・・という結論になる。

 発売から2週間くらいで、ステータスMAXで最強武器を揃えた奴と、
すれ違い通信したが、こういうニートと遭遇すると、ぶちのめしたくなるもんな。
金で何とかなるんだったら、経験値と武器を買って、ブヒ豚どもを叩きのめしたくなる。

 まあ、そうなったら、メーカーの思う壺で、いくらでもゲームに課金してしまいそうで、
俺は大丈夫だが、我慢できずに課金して罠にはまるカモが増殖して社会問題化している。
ただゲームで遊ぶだけなのに、だんだん窮屈に感じ、心から楽しめなくなってるよな。

 DSのゲームでは、ファイアーエムブレムで初の試みというわけだが、
おそらく、これからは他のゲームにも徐々に課金システムが実装され、
それが当たり前のようになるのは目に見えている。

 なんだかなぁとは思うのだが、全てはメーカーの良心を信じるしかないわけだ。
課金に全否定はしないが、あまりビジネスに走らず、
ゲーム業界を盛り上げる方向で知恵を出し、うまく利用してほしいものだ。

 とりあえず、『ファイアーエムブレム 覚醒』の総評としては、
キャラゲー&声優ゲーの典型ということで、ミーハーには概ね好評、
純粋にシミュレーションRPGを楽しみたかった層には不評か普通、といったとこだろう。

 ゲームの世界も、いつのまにかミーハー層に支配されつつあるな。
ゲーム業界の不審も、手近なミーハーを釣って小金狙いに方針転化した、
メーカーの守りの姿勢にあるのだが、背に腹はかえられないか。

 面白いゲームを作ろうとする気概を持ったクリエイターがいないことが致命的だよな・・・。

2012年06月07日 23:59

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