続・帰ってきた西山大吾郎課長と平社員

 あの忌まわしい惨劇から1年半・・・。
相変わらず平社員君は、バカ課長の元でこき使われていた。

 ・あの忌まわしい惨劇の詳細

 今日はバカ課長と顔を合わせなくてよい、つかの間の日曜日。
平社員君がかろうじて正常な精神を保っていられるのは、
あのバカ課長も、休日に限っては急に出現しないという不思議な法則のおかげだ。

 まあ、そもそもそれが当たり前なのだが、その当たり前の平穏に対して、
平社員君は心から神に感謝していた。

 しかし、そのささやかな幸せも、あの男によって遂に打ち破られたのだった!

 

 ピンポーン

平社員:あれ?日曜日だというのに誰だ?はーい、いま出ます。

 ガチャ

課長:こんにちわ、宅配でーす。僕という名のハッピー小包が君に贈られてきました。
平社員:げ、課長!何で日曜日なのに、僕の家に来たんですか?
課長:課長ではありません、これから私のことはおっことぬしと呼んでください。
平社員:意味が分からないんですが、いつから猪になったんですか?
課長:もしくは、兄様(あにさま)と呼んでもらっても、一向に構いません。
平社員:課長・・・もしかして金曜日に放送してた、もののけ姫を見て影響を受けてませんか?
課長:僕のタタラ場に、熱いエキスを注入しようとしているのは君ですか?
平社員:勘弁してください、日曜日なんですから、そんなことでわざわざ来ないでください。
課長:そんな態度を取っていいのか?君の秘密を会社のみんなにバラすぞ?
平社員:秘密?隠さなくてはならない秘密なんてありませんが?
課長:君のデリシャス男爵が、僕のラッキー☆サンバに加入した事は周知の事実です。
平社員:相変わらず意味不明だけど、周知の事実だったら秘密でもなんでもないじゃねぇか。
課長:僕のホットスポットである、カラメル太郎が君を侮辱罪で告訴しようとしています。
平社員:もういいですか?たまの日曜くらい休ませてください。
課長:・・・すまなかったな、ふざけてしまって。実は大事な用事があって今日は来たんだ。
平社員:課長・・・、一体何があったんですか?
課長:知っての通り、うちの会社は業績が苦しく、実は倒産寸前なんだ。
平社員:え!そうだったんですか!!
課長:幸い、出資してくれる会社が見つかって難を逃れたが、社名は変わる事になった。
平社員:そうですか・・・仕方ないですね。それで、新しい社名は何になるんですか?
課長:社名は、ディズニーランドセル・村山カーニバル・つんつく神輿へと変更になりました。
平社員:そんなダサい社名の会社にいたくないので、今日限りで退社させていただきます。
課長:なお社長も私がやり、社長兼課長として、これからも直属で君を苦しめていく所存です。
平社員:もういっそのこと殺してくれ、俺を!!
課長:なお、これからは課長ではなく、兄様(あにさま)と呼んでください。
平社員:結局、それかよ!

 
 こうして、ジブリに影響されたバカ課長が、自分を兄様(あにさま)と呼ばせたいがために、
自分の会社を乗っ取り、何でもアリな状態にした事は言うまでもなく、
平社員君の脳裏に、『日曜日もコイツは現れる』ことを脳裏に刻み付ける事に成功した。

 ますますもって、バカ課長の呪縛から逃れられなくなった平社員君だが、
この支配は、更なる苦しみの、ほんの序章である事は言うまでもない。

 頑張れ!平社員君!!

 

気が向いたときに、続くような続かないような・・・


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