妥協のできない政治家は必要ない

 『妥協』と聞くと、何も知らないガキや、社会でろくな活動をしてない奴だと、
悪いイメージに聞こえるかもしれないが、人間生活になくてはならない調整だったりする。
だって、100人が100人違った考え方なのが人間であり、
その人間同士で合意を得るには、どう考えたって誰かが妥協しなければ不可能でしょ?

 説得とか話し合いとか多数決とか、体のよいきっかけ作りはいくつも存在するが、
そんなことしたって納得できない時はできないわけで、それでも物事に、
一定の決断を下さなければならない時は、誰かが必ず妥協をしなければ成立しない。

 その当たり前のこともできないし、するつもりもない、なんちゃって政治家は必要ない。

 筋を通しているとか、信念は曲げないとか、綺麗な言葉でごまかしている奴が多いが、
単にわがままを言っているだけで、誰かの為ではなく、自己満足に他ならない。
政治家は特に、その筋とか信念で、何も国会で物事が決まらなければ本末転倒だ。

 政治家で我を通す事が許されるのは首相だけだ。

 小泉さんのように、自分の信念に従順である首相は、もっと評価されるべき。
それ以外の下っ端や、まして閣僚でもない一平卒が、みだりに『信念』だ、
国民との『約束』だと喚きたてるだけの、妥協もできないプライドだけ高い政治家はいらない。

 政治家1人1人が、『信念』だ『約束』だとのたまっていたら、何も物事は決まらない。
悔しかったら、てめぇでトップ(首相)を取ってみろと言いたい。
それができないなら、素直に子分として親分(首相)の言う事は聞くべき。

 勿論、議論を戦わせたり反対意見を述べるのは自由だが、
それでも両者納得できないのであれば、素直に子分が従うべきだ。
子分どもが権利を振りかざし、いつまでも親分にたてついているから政治がおかしくなる。

 民主党の消費税増税における内部のゴタゴタも、野田首相の方に理があると思うよ。
彼の事をよく、財務省の言いなりとか何だとか、批判するパーも多いが、
それぞれ政治家には得意分野があって当然だし、財務に明るい野田さんが、
『消費税増税が必要』と決断したのだから、首相として何ら間違っていない。

 それよりも、消費税増税を掲げた野田さんを、民主党の代表に選出しておいて、
それを批判する小沢系のザコどもと、いつまでも『国民との約束だ』を掲げて、
消費税反対を貫く、小沢とか亀井の方が日本国にとってガン以外の何物でもない。

 確かに民主党はサギフェストで、『消費税は任期中は上げない』と約束していたが、
実際に政権を取り、東日本大震災もあったりで財源が足りなくなり、
野田は情勢を読み柔軟に判断し、『消費税増税は必要』と判断したわけだ。
『妥協』と『柔軟』の末の決断だろうけど、政治家はそれでいいのだ。

 それよりも、いつまでも駄々をこねている小沢や亀井の方が遥かにたちが悪い。
『約束』だ『信念』だ、聞こえの良い言葉を並べているが、
自分達の都合で首相の足を引っ張っているだけで、自分たちは具体案さえ出さない。

 無駄をなくせば増税は必要ないとか、消費税増税反対派は声高に叫ぶが、
具体的にどこの財源から、いくら削減して、震災復興と社会保障に回すのか、
誰も提示できないし納得のいく説明もできないわけで、単なるわがままでしかない。

 そりゃ、誰だって増税なんてされたくないが、立ち行かなくなっているのだから仕方ない。
それでも、国債発行すればOKだとか、日本はギリシャみたいにはならないとか、
責任のない立場の人間であれば、いくらでも言いたい放題言えるが、
無責任な奴の楽観論よりも、責任のある立場の悲観論の方を支持した方が遥かに有益だ。

 ネットだと亀井を擁護しているパーも多いが、ザコ同士で勝手にやってろ。
国民新党は嫌いだが、連立政権に残った奴らの方が正論だし、理にかなっている。
まあ、郵政民営化反対の為の党だから、それを実現するための連立政権であり、
亀井が声高に主張する『筋』の観点からも、残った奴らの方が遥かに筋が通ってるけどな。

 結局、亀井にとって、郵政民営化反対なんて票の為の反対だったから、信念ではなく、
遥かに票に直結する消費税増税反対の方が、おいしいから簡単に離脱したのだろう。
小沢も同じく、バラマキ、大衆迎合の政策で票を集めるのは十八番だ。

 それを先の衆院選挙で学ばず、未だに小沢を支持してるパーはあまりに学習能力がない。
小沢も亀井も、どっちも終わった政治家だ。

 妥協できない政治家どものせいで、国会では何も物事が決まらない。
妥協しないのが美徳、一度決めたことは最後まで貫き通すことがカッコいい、
なんてしょぼい理想論は今すぐ捨てて、国民も政治家も政治の見方を変えなくてはならない。

2012年04月04日 23:59

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