映画・シャイニング

 金もなく友達もいない、せっかくのゴールデンウィークだというのに家にこもりがちな、
冴えないお前らのために、連休中に暇つぶしになる名作映画を紹介してやろう。
これを読んで興味を持った奴は、さっさとゲオなりツタヤなりでレンタルして来い。

 先日、昔のビデオテープを整理していたら、映画・シャイニングの録画テープを発見した。
録画したのは10年位前の学生の頃。
この頃から、こんな高尚な映画に興味を持ち、しっかりと録画していた俺。
我ながら、充実した学生時代を送っていたなと感心した。

 そこのお前、ゲームやったりアニメばかり見てないで、ちゃんと勉学に励めよ。

 上にも書いたが、映画・シャイニングは、
スタンリー・キューブリック監督によるホラー映画だ。
スタンリー・キューブリックを知らない奴は、死んだ方がいい。

 現在のホラー映画の原型、雛形にもなっているくらいの、
非常に完成度の高い、造形的で芸術的なホラー映画だ。
その辺のゾンビやら怪物やらが出て、血や内臓が噴き出すB級ホラー映画と次元が違う。

 あまり詳しく書いても、見る楽しみがなくなるだろうからアレだが、
系統としては、エクソシストとかポルターガイスト系のホラー映画だ。
怪奇現象とか、頭のおかしくなった奴らが怪奇な言動をして、
主人公とかヒロインを追い詰めていく系統のホラー映画。

 まあ、この映画は1980年に制作された映画だから、
『似てる』と思っても、実はこっちがオリジナルで、最近の映画の方がパクリだったりする。

 最近のホラー映画は、この系統の方が多くなっている気がする。
映画の宣伝とか見ても、どっかの家に引っ越して、そこで怪奇現象が発生し、
子供とかがおかしくなって、椅子やテーブルが動いたり、幽霊が出現したり・・・。
まあ、こういった系統のホラー映画の先駆けが、シャイニングだと思う。

 シャイニングがすばらしいのは、造形美というか、映像的にもすばらしい点にある。
ホラー映画って怖がらせる演出とか構成だけを意識し、こっちは疎かになりがちだからな。

 季節は冬、場所は古い歴史あるホテルが映画の舞台なのだが、
アンティークな小物や大ホールだったり、冬の幻想的な雪の風景だったり、
すばらしい背景を舞台に凍りつく展開が繰り広げられ、ホラーを引き立てている。

 『狂人』が形成されるまでのストーリー展開、必然性も見事に表現されている。
最近のホラー映画は安易に霊や怪奇現象で片付け、おかしくなる人間を唐突に形成する。
徐々に物語りに引きこませ、視聴者を凍りつかせる展開を構築できてるのがシャイニングだ。

 まあ最近は暖かくなってきたし、背筋から凍りつくのも悪くない季節だろう。
暇で冴えないお前らには、連休中に丁度いい暇潰しになるだろうから、ぜひ見てほしい。
見た奴は、ちゃんとここで感想を報告するんだぞ。

2011年05月03日 21:50

2コメント | 名作・駄作の紹介



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この記事へのコメント

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    俺様こんばんは。

    この映画、僕も観ました!本当~~~~~に狂気の世界をうまく表現していますよね!なんというか、静かな穏やかな狂気というか。

    ジャックニコルソンの演技もヤバいくらいハマっていますよね!

    マジキチ、という言葉が生まれる何十年も前から狂人を表現したキューブリックさんはすごいとしかいえないですよね!

    俺様と同じ映画を観ていてなんだかうれしいです!

    けんたろ~ 2011年05月04日 00:51

     

     けんたろ~さん、おはようございます。

     厳冬の世界に閉じ込められた家族が、徐々に追い詰められていく様は、
    この作品の見所であり、スタンリー・キューブリックならではの演出でしたね。

     ジャックニコルソンのラスト間際の演技は特に秀逸でした。

    俺 2011年05月05日 11:35

     


 

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