2012・週刊少年ジャンプNo.28

 最近、割と本気でジャンプ読むのを卒業しようかと考えている。
理由は明白で、『クソつまらん漫画が増えすぎた』のが原因だが、少し前までは、
ジャンプを卒業するなんて考えもしなくて、じじいになっても読み続けるものだと考えていた。

 このブログでのジャンプ評価記事でも毎回、似たような事ばかり書いている気がするしな。
肝心の漫画内容に言及するような価値のある漫画も少なく、1パターンのテンプレ漫画や、
お色気や美形キャラでの小手先表現に終始する漫画ばかり増え、読んでいてうんざりする。
こんな不毛な評価を、毎週繰り返しても建設的じゃないからな。

 まあ、俺様が面白いと思う漫画と、アンケート票の多数を握る、
今のミーハー読者が望む漫画が、あまりに乖離しすぎているというわけだな。
であれば、少数派である俺様が、いつまでもジャンプに居座り続けても無意味だろう。

 まあ、卒業の目安としては、銀魂が連載終了する辺りだろうな。
その頃には、良い意味で貶し対象だった、ブリーチもリボーンも終わっているだろうし、
読む価値のある漫画はトリコだけになるだろうし、それだったらコミックス買えば済む話だ。
底の浅いテンプレ漫画やお色気漫画なんて、貶し対象にもしたくない。

 それまでに1つ2つ面白い漫画が始まればまだしも、そんな気配は微塵もないからな。
どうせまた、お色気ミーハーオタク漫画が2つくらい補充されているだろう。(深夜アニメ向け)

 卒業よりも前に、このジャンプ評価記事も、更新頻度を減らそうかなと考えている。
漫画がしょぼいせいで最近は毎回、同じような事を書いている気がしていたし、それなら、
1号につき1回ではなく、4号くらいまとめて1か月に1回くらいでもいいと思っている。

 最近は更新するテンションも上がらず、評価記事が疎かになっていたが、
ジャンプ自体も買ったその日に読まないことが多くなり、心底うんざりしているのが本音だ。
こんなこと、ジャンプを読み続けて20年以上、一度もなかったけどね。
それくらい、最近のジャンプはクソつまらない。

 俺様のブログには、このジャンプ評価記事目当てにアクセスする人も多く、
更新を楽しみにしてくれる人も少なからずいたので申し訳ないが、これが現実だ。
現ジャンプを楽しく感じるのであれば、俺なんかのブログは不快だろうし読まない方がいい。

 俺も不毛な批判ばかり繰り返したくないし、もっと建設的な批評がしたいんだけどね。
だけど、批評する以前の陳腐な漫画ばかりで、そうさせてくれないのがつらいところだ。
ま、俺の感性が古くなって来ただけなのかもしれないしな。

 今はジャンプ読んでなくても、面白い漫画の情報は入って来やすくなってきたしね。
漫画が原作の映画やドラマも増え、ネットの口コミとかも目にしやすくなった。
宇宙兄妹、テルマエ・ロマエ、もやしもん、面白そうなのは全てジャンプ以外だったりする。

 まあ、大人になると、青年誌の漫画が面白く感じるのは自然の流れかもしれないが、
そうじゃなく、昔は少年ジャンプにも個性的な漫画があったから、
わざわざ青年誌の漫画なんて読まなくてもよかったんだけどね。
面白い漫画というのは、大人・子供関係なく、全ての世代に受け入れられるものだ。

 ジャンプの卒業を考える日が来るなんて、ちょっと前までは考えられなかったな・・・。
ま、記事の更新はとりあえず、年内(2012)は1号につき1記事のペースで続け、
2013・1号からどうするかは、また、その時期になったら改めて考える事にしようと思う。

 その頃には、この負の考え方を改めるくらいの、面白い連載が始まっていればいいけど。

 
今週のピックアップ

ニセコイ
 今のジャンプの全ての元凶が、コレに尽きるような気がする。
何一つ共感できない負の要素を全て背負っているし、これだけは許容できんな。
俺様の長年の宿敵、ブリーチやリボーンを批判はしていたが、読む価値はあったし。

 登場人物全て、記憶障害なんじゃないかってくらい、昔の記憶が曖昧なのもうざい。
誰と約束しただの何だのって、登場人物が全てコレに関わり、話に広がりがない。
10年前ってそんな昔でもないし、5歳の頃の記憶なら普通覚えているだろ?

 次から次へと登場する女キャラが、全て昔の記憶に関わっているのがうっとうしいな。
誰と約束しただのしないだの、違うだの、『そうだよ』とかキャラに言わせておきながら、
やっぱり違うだの、本当に不毛な確認を繰り返し、それだけで引っ張りここまで来ている。
そして、それに揺さぶられ、アンケートで票を入れるアホどもがあまりに多くて辟易する。

 一種の謎解きのように楽しんでいるパーも多そうだが、娯楽が少ないんだろうな。
これを楽しく思えるそいつの人生に同情するし、謎解きが楽しみたいなら小説を読みなさい。
これよりも遥かに深く、理路整然と謎解きが進攻していく物語はいくらでもある。

 昨今の携帯小説、ライトノベルのブームからも分かるとおり、信者の頭が悪いんだろうな。
小説だと理解できず、サクふわのコンテンツのみしか話の筋を理解できず満足できない、
脳みそがヘチマの中身のように、すっからかんのパーが増えたのが、
この漫画の人気を支えている一因だろう。

 コレをまともな漫画にするなら、まず主人公の記憶障害に必然性を持たせないと。
ベタなものであれば頭をぶつけて記憶喪失とか、何者かに記憶を消されたとか。
今のように理由もなく都合よく、忘れただの思い出せないだの、
作者の力量不足をごまかす為に利用する展開では、まともな読者が納得しない。

 で、登場するヒロイン全てが関わり、『約束したのは私です』では、非常にシラける。
別々に違う筋の恋愛ストーリー考えればいいのに、作者にそんな頭がないから、
全員記憶障害という設定で引っ張っているが、お前等は学校行く前に病院行けと言いたい。

 そして、絵がオタク向けなもんだから、定期的にセンターカラーをもらえる悪循環。
やはりセンターカラーは読者の目を引くから、それだけ読まれるし、票も入りやすい。
センターカラーは巻頭カラーと違って、人気がなくても売上に直結するお色気漫画が、
意図的に掲載されやすいし、中身のないお色気漫画を延命させやすい点が致命的。

 公平な競争じゃないし、競争原理が働くアンケート制度と矛盾があるのは明らかだ。
これでは、お色気キャラがいない真面目系や、劇画系の漫画が不利だし、
絵に難があっても内容が面白い、特にギャグ漫画とかが圧倒的に不利になりやすい。

 絵だけで漫画の良し悪しを決めるパーが、あまりに増えすぎたのも致命的だよな。
特にこの漫画は、男のオタクにも、女のミーハーにも好まれやすい絵柄だが、
これを定期的にセンターカラーでドーピングやられたら、中身がすっからかんでも、
いつまでも延命が図られ、他のコレよりマシな漫画が犠牲になり打ち切られていく。

 それにしても、この記憶障害ネタ、いつまで引っ張っていくつもりだろうね。
いい加減、昔に約束した相手を確定させ、そこからまた新たにストーリーを考えろよ。
1つのネタで引っ張って満足して、頼むからオタク向け漫画雑誌でやってろと言いたい。

 そういえがこの号で、『あの子』と三人で遊んでいたとマフィアのおっさんが主人公に話し、
今日君と一緒に来た『あの子』だよと説明していたが、『あの子』という曖昧表現が不自然。
主人公は勝手に、その『あの子』とは小野寺だと解釈していたが、
他に一緒に来ているのは小野寺だけでなく、もう1人いるよな?

 どうも俺の予想だと、その『あの子』は、小野寺の取り巻きのメガネのような気がする。
この手の漫画にありがちな、メガネを取ると美少女という、
オタクが狂喜乱舞するネタをやりそうで、本当にうんざりするな。

 で、あのメガネは全てを把握していたが、友達である小野寺の恋を応援していたとか、
ろくに女と付き合ったこともないオタクが喜びそうな献身設定で、オタクが狂喜する筋書き。
いかにもオタク向け漫画・アニメにありがちなストーリーで、考えるだけでゾッとする。

 まあ、どうでもいいんだけど、頼むから他所でやってくれ、な?

 
戦星のバルジ
 悪い漫画ではないのだが、今のところ悪い予感しかしてこない・・・。
何で主人公を旅に出しちゃうかな?
この手のファンタジックな漫画は、主人公パーティーを旅に出してもろくな結果にならない。

 同じ救世の旅モノだと、最近では花咲一休が見事に沈んでたな。
過去のファンタジーものも、基本旅に出て、安易で予測できる展開で沈んでいった。
何故、拠点発展型のファンタジー漫画という選択ができなかったのだろう?

 ちなみに拠点発展型とは、銀魂のように、基本主人公が拠点とする街があって、
そこで色々とイベントやトラブルを発展させ、漫画を面白くしていく手法。
他にナルトも基本、拠点発展型で、旅に出さないで馴染みの場所で展開していく。

 特にこの漫画だと、家族とか絆を大事にするような描き方がされているが、
だったらなおさら、主人公が家族を置いて冒険に出るべきでないし、矛盾している。
家族や城での生活を大事にしながら、害悪な異星人を駆逐していった方が絶対に面白い。

 拠点(城)を離れると、余計にキャラの幅が狭くなるから、作品の広がりが逆になくなる。
せっかく妹がかわいかったり、メイドみたいな奴もいいキャラだったのに、わざわざ手放した。
この手の漫画で、主人公パーティーが冒険に出て、生き残って帰ってきた試しがない。
みんな、打ち切りという死刑宣告を必ず受けている。

 ただでさえ最近の読者は、王道バトル漫画なんて見向きもせず、お色気漫画や、
サクふわスポーツ漫画しか興味がないのだから、ジャンルからして不利なのに・・・。
個人的には応援したい漫画だが、わざわざ打ち切り展開で勝負してしまっている。

 10年前であれば、ワンピースのように成功する芽もあるが、非常に厳しいな。
さっさとキャラを増やし、必殺技等で中二やガキが喜ぶ要素を入れないと、
打ち切りまで意外に早く到達するだろうし、作者の発奮に期待したいところだ。

 
こがねいろ
 3話集中連載の2話目。
一応読切だから、俺様の方針として、毎回ピックアップしてやらなければならないな。
ま、安易なお色気要素さえなければ、内容に言及する価値がないこともない。

 今回の話では、主人公の『やりたい事』を見つける過程にスポットを当てている。
確かに『やりたい事』がなければ勉強する意味がないし、目標も定まらない。
受験真っ盛りの高3には大事だし、これがあるとないとでは、その後の人生が大きく変わる。

 俺の場合は、既にこの頃には野望が定まって、目的に向かって受験勉強していたな。
大人になってもやりたいことが見つからない奴も多いが、本当にかわいそうな奴らだよ。

 主人公は進路に悩みながらも、ちゃっかりヒロインに勢いで告白したり等、
さりげなく青春しちゃっているけど、まあ、ニセコイと比較すれば、
遥かにリアルだし、共感できるし、必然性のあるストーリー展開となっている。
頭がパーなミーハーは、とんでも展開が強いニセコイの方を面白く感じるだろうけど。

 でもオタクは、主人公カップルよりも、主人公の親友カップルの方が共感するんだよな。
オタクが好物な、幼馴染の設定とか、女がツンデレ系とか、
非常にベタなテンプレ設定なのだが、オタクは似た様な設定を何度も愛でる傾向が強い。
ある意味羨ましいな、そのすっからかんなヘチマ脳みそが・・・。

 しかし、仮にこれを連載とかでやったら、非常に地味だよな。
王道青春・恋愛漫画は、これにもう一工夫見所を加えないと、なかなか生き残りは難しい。
最近のミーハー読者はエロとかデフォルト基準で考えているから、刺激がないと難しい。

 だからクロス・マネジのようなスポーツ要素や、主人公に異能を付加したり等の、
主人公を魅力的に描写して、お色気漫画の無個性主人公と差別化させ、
まともな読者を引きこむ工夫をしないと、票の獲得争いで不利になってしまう。

 とにかく何でもいいから、安易なエロ表現に逃げない内容で、
まともな漫画表現で、ストレート勝負できる作家が増えることを期待したい。

2012年07月29日 23:55

1コメント | 週刊少年ジャンプ



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この記事へのコメント

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    こんばんは
    本当にジャンプの連載陣は腐敗が進んでますね…。
    ラブコメ枠が3つも乱立している時点でもう異常事態ですし、毎週すべての漫画に目を通すのも苦痛に感じてきました。

    キン肉マンなんかは、今web連載で毎週無料で読めますが、全盛期以上の佇まいを見せていると話題です。
    他にも青年誌ではたしかに安定して楽しめる漫画が多いですが、ジャンプではどうも力を持った新人が少ないようですね。
    俺さんの言う通り、編集部の方針が明らかに偏っているのかもしれません。

    思えば、リボーンやぷーやんが連載開始した頃からこのブログを読み始めましたが、もうレビューを打ち切ろうかと思わせるほどジャンプが堕ちたのは悲しい限りですね…。
    自分も、今年中にはジャンプに良い方向で転機が訪れることを願っています。

    宇宙野武士 2012年08月02日 23:33

     


 

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