2012・週刊少年ジャンプNo.26

 以前にも紹介したが、Gカップなるギャグ漫画オンリーの賞が新たに創設されたわけだが、
第2回の優秀者を引き連れて、担当が合宿(ただ旅行)に行った様子のレポートが、
掲載されているが、ジャンプは儲かっているからなのか、こんなしょっぱい企画も通るようだ。

 各作家の4コマとか1ページ漫画を載せながら、しょうもない合宿の内容を紹介しているが、
受賞作がどんな作品だったかは知らないが、見た感じは優秀そうな新人たちだ。
果たしてこの中から何人が、連載までたどり着けるのだろうか?

 今、ジャンプでまともなのは、ギャグ漫画家くらいなものだからな。
新しい表現、笑わせてやろうという貪欲さ、のし上がってやろうという気概が感じられる。
オタク向けミーハー漫画で、当たり障りのない漫画を目指すクズ作家とは大きな差がある。

 この手の賞の受賞作の概要を見ると、いつも思うのだが、
賞を取った際の作品は非常に個性的で、面白そうな雰囲気を漂わせているのだが、
いざ、こういう作家が連載デビューすると、退屈でどっかで見たことある作品で連載する。

 ま、原因は明らかで、100%無能な担当による修正、指摘が原因なんだろうな。
もう少し萌えキャラを入れろとか、単純にイチャイチャ漫画にしろとか、アドバイスが画一的。
小金狙いの漫画ばかりを目指し、世間に対する新たなアプローチ漫画を誰も追求しない。

 ジャンプは20以上の漫画を連載してるのだから、全て平凡なワンパターン漫画を目指さず、
個性的過ぎて失敗するかな?的な漫画だって載せてもいいと思うし、
もう少しバラエティに富んだ連載陣を目指してほしいものだよな。
4作品も同時掲載の恋愛・お色系漫画なんて、ミーハー読者以外は誰も望んでいない。

 せっかく、こういった賞を創設して、有望な新人が出てきても、
使えない担当のしょうもないアドバイスで、せっかくの金の卵も腐って終わる場合もある。
合宿が必要なのは新人たちではなく、お前ら使えない編集側であることは間違いない。

 それと、確かGカップの1回目は、ブリーチの作者が審査員やっていたと思うが、
どうせゴリ押しで『俺、ギャグも分かりますからwww』と自薦で審査員になったのだと思うが、
こういう偽者を混ぜるのではなく、ギャグ漫画で一定の成功を収めた作家に審査させるべき。

 編集長が変わって、最近のジャンプ編集部の対応には、何一つ褒めるべき要素がない。
元が腐った環境では、良い作家なんて育つわけないよな・・・。

 
今週のピックアップ

NARUTO-ナルト-
 考えてみれば、ナルトも展開としては、もうすぐ連載終了的な流れだよな。
過去、死んだ奴まで生き返らせて、オールスターで戦わせて、
今戦っている大ボスを倒したら、普通に最終回の流れだよな。

 これ以上の超展開は考えられないし、となると、ここ2、3年で、
ナルト、ブリーチ、銀魂が終わるという、ジャンプとして致命的な末期の状態に陥る事になる。
そして後に残るのは、中身のないスッカラカン・バトル漫画や、お色気漫画ばかり。

 イタチもあのまま死なせておけば美しかったのに、わざわざ生き返らせ、
弟に再会させているわけだが、イタチの超必殺技・イザナミは、なかなか斬新だった。
相手を輪廻(ループ)の幻術ではめて、永遠に悪夢を繰り返させるという死よりも辛い技だ。

 なかなかジャンプ誌上では珍しい技だが、こういうこと書くと、
『どこどこの漫画で、似た様な技があった』とか、ちゃちゃ入れてくるザコが必ずいる。
俺様はジャンプの話をしているのであって、お前のしょうもない漫画の話は聞いていない。
どうせ誰もフォローしない、お前のしょうもないツイッターアカウントででも呟いてろ。

 たが、温い設定があり、自分自身を認めればループから抜けられるとかあるが、
そういうのはいらないから、もっとエグイはめ技のまま進めていた方が戦慄が走った。
そもそもカブトなんて、物語序盤から登場していた、生粋の小悪党だったじゃないか?

 それを直前になって、例によって『過去、こんなことがありました』的な回想で、
コイツも悪くなるのに理由があった、とかいうチャラい設定を付け加えてうんざりする。
そもそも、そういう展開がやりたいなら、もっと前から伏線を張ったり準備をしておけ。

 いい加減、安易に『過去、こんなことがありました』的な回想を入れる演出手法を控えろよ。
例えばサスケなんかは、漫画の進行と同時に悪党に陥っていく様がよく描写されており、
ナルトなんかよりも、よっぽど完成されたキャラだが、漫画家は横着をするなと言いたい。

 全ての悪役に、これをやるのは難しいが、少なくてもカブトなんかは、
長い間、出続けてきた悪党なんだから、いくらでもストーリーに工夫はできた。
ゴミみたいな悪役を正当に表現できてこそ、その対の正義の主人公が映えるというものだ。

 ホント、『悪党にも悪になる理由がありました』的な回想が入ると、うんざりする。

 
あやかしポリスメン ひよこっぷ
 俺の中では、ある意味伝説となっている、『バレーボール使い 郷田豪』の作者だ。(笑)
コイツ、新人でもなんでもなく、ちょくちょく読切とかも掲載されている冴えないギャグ漫画家。
その度毎に作風が変わっているから、なかなか印象が残らないんだよな。

 マスコットのひよこが主役のギャグ漫画だが、微塵も可愛くない。
姿形が問題ではなく、いちいちセリフが生意気で小賢しく、全くほんわかしない。
まだ、マスコット的可愛さを狙っていなかったパッキーの方が好感度が高い。

 この手のマスコットものは、リリエンタールで失敗しているんだから学習しろよ。
生意気マスコットはジャンプでは流行らないし、力量が必要だからザコには無理だ。
その他の作家の漫画を読んだり、分析するのも立派なプロの仕事だ。

 様々な妖(あやかし)が登場し、それらの力を借りながらトラブルを解決していく、
ドタバタ系ギャグ漫画ということで、設定もベタベタだし、目新しい展開もない。
これだったら、まだ『バレーボール使い 郷田豪』の頃の方が尖っていたし斬新だった。

 更にうっとうしいのが、下部の余白に『ひよこっぷのつぶやき』というコーナーがあり、
つまらないネタを得意げに披露していたりするが、非常に寒い仕上がりになっている。
そういえば、いぬまるだしの作者もデビューしたての頃は、
暇なのか、下部に何かネタを書いていたな。

 まあ、いぬまるだしの作者は、その頃は新人という事で若気の至りで許容できるが、
この作者に限っては、もうアラサーなんだから、いい加減自重しろと言いたい。
変な小細工せず、漫画家なら堂々と誌面だけで勝負しろ。

 どうでもいいが、扉ページには『粉雪女』が描かれているのだが、漫画では、
最終ページで『粉雪女』というキーワードが出てくるだけで、本編には登場してないな。
これはおそらく、直前まで構成をいじっていて、粉雪女の登場シーンは省いたのだろう。
カラーの扉ページは、さすがに修正する暇がなくて、そのままだったんだろうけど・・・。

 ま、気づいたってだけで、心からどうでもいいんだけどね。

 
恋染紅葉
 他にピックアップする漫画もないから、これでも叩いておくか。
以前までは、このポジションはブリーチが担当していたのだが、ブリーチを遥かに下回る、
しょうもない漫画が最近は増産されているから、相対的にブリーチが高評価だったりする。
ごめんね、アンチブリーチ読者のみんな。

 最近のオタク系漫画・アニメの流行として、『ご当地モノ』という設定がある。
この漫画でいえば、わざわざ『鎌倉』が舞台と公言しているが、
実際に存在する地名や建物を漫画で登場させる事により、オタク信者が、
実際にそこに行ったりする『聖地巡礼』という行事があり、見ていて非常に寒い。

 もう完全にジャンプというか編集部が、オタクをターゲットにしていることの現れであり、
決して、俺様が幻想を書いているわけではなく、編集部は明らかに意識しているわけだ。
俺の他にも、良識あるジャンプ読者は、ブログやツイッターで、
最近のジャンプのオタク路線については、警鐘を鳴らしていたりするからな。

 盛り上がっているのは、オタクが巣くう2ちゃんだけ。

 作家が、わざわざ現実にある地域を漫画の舞台にするメリットとしては、
その地域が宣伝目的で、全面的に取材協力をしてくれたり、
タイアップに積極的だったり、結果、アニメ化等のメディアミックスがし易くなる面がある。

 オタクどもを、その聖地へ引きこみ、金を落とさせるのが自治体の算段だ。
そういえばいつだかNHKでもその効果を取り上げていたが、自治体も観光客集めに必死だ。

 他誌では、そういったオタク狙いの『ご当地モノ』漫画が普通になっているが、
まさか王道・天下のジャンプ様が、オタク路線に走っているあたりは見るに耐えない。
自分達でブームを生み出すのではなく、他所のブームに乗っかっている辺りが、
今の編集部の無能ぶりを如実に現している。

 巻末にある、編集のコメントを読んでいても、オタクっぽい奴ばかりだもんな。
感性が腐っているから、コピーのコピーのコピー品であるオタク漫画しか生み出せない。
その代表であり、悪い意味で新たな扉を開け先陣を切っているのが、この漫画というわけだ。

 この漫画の中身なんて言及する気も起きないが、この号で新たに女キャラを登場させ、
結局やりたいのは、よくある魅力もない平凡な主人公によるハーレム漫画。
『何故、こいつモテるの?』的な感じで、登場する女キャラ全てが主人公にべったり。

 オタクの世界のオタク漫画では、この設定はデフォルトというかテンプレなんだよな。
こういう退屈な漫画を読まされると、心底うんざりする。
頼むから、お前らの世界で勝手にやっていてくれと言いたい。

 俺は面白い漫画が読みたいだけなんだから。

2012年07月01日 23:59

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