2011・週刊少年ジャンプNo.28

 作品名:DOIS SOL
 構成力:6 世界観:4
 デザイン:4 ストーリー:6
 表現力:7 キャラクター:3

※ 構成力と世界観、デザインとストーリー、表現力とキャラクターは一対、
それぞれ合計で必ず10になります。
※ 数値が高い方が優れているというわけではなく、特色が強いということです。

 今号でドイソルが終了しましたので、評価しておきます。

 4週連続新連載の口火を切って、まずこの漫画が始まりましたが、打ち切りとなりました。

 世界観もへったくれもなく、何の超能力もなく、王道のサッカー漫画でした。
主人公は2人、監督と選手に分かれ、それぞれの得意分野で高校サッカーの頂点を目指し、
サッカーの戦略・戦術面にスポットを当て、漫画が構成されていました。

 サッカーの戦略・戦術という知的な部分にスポットを当てたので仕方ない面もありましたが、
絵的な部分・アクション的な部分は地味で、スポーツ漫画としては地味な印象がありました。
弱いチームが強くなる過程を中心に、興味を引きたてるストーリーの工夫はありました。

 絵的な印象もあってか、キャラが薄いですし、ライバルが全員坊主だったのも致命的です。
キャラの外見が気に入って支持する読者が多い昨今で、これは非常に不利でした。
サッカーの色々なトリックやマリーシアを描写した表現力は良かったです。

 非常に期待したスポーツ漫画ですが、予想以上に人気が出ませんでした。
それほど大きな失敗や欠点もなかったように思いますが、
読者にとって可もなく不可もない作品は、別になくてもいいという判断なのでしょう。

 この作者は2回連続打ち切りということで、もう後がない状態ですが、
もう少しエンターテイメントとは何かを学び、
時には読者に媚びる漫画表現も必要だという事を、認識してもらいたいです。

 個人的には後1回、ラストチャンスを与えたいところです。

 
今週のピックアップ

バクマン。
 エイジvsその他大勢で、エイジの希望によるクロウ絶頂期による最終回を阻止する展開。
いつの間にか高浜が福田組に組み込まれているが、高浜って福田とかと面識あったか?
まあ新年会で顔を合わせているっていう裏設定なのだろうけど。

 この回ではっきりしたのが、やはりアンケート結果は3号先で反映されるようだな。
シュージンの説明で、『最終回を描くのは10週先、結果が出るのは7週分まで』とあるから、
逆算すると、例えば今週のジャンプの結果は、3号先(3週先)で反映されるというわけだ

 多くの連載漫画は打ち切りによる強制終了が大半だが、それ以外の人気漫画では、
作家の一方的な意向により連載を終了させてくれる場合はほとんどなく、
金になる漫画は編集部の意向により、いつまでも連載を続けさせられる場合が大半だ。

 ドラゴンボールとかも、作者は悟空vsマジュニアの天下一武道会あたりで、
連載を終わらせたかったようだが、編集部が許可しなかったのは有名な話だ。
北斗の拳や幽遊白書でも、終わる時期で作家と編集部がもめたようだけど、
なかなかこの問題は難しくて、そこにバクマンはスポットを当てたわけだ。

 かと思えばブリーフやショボーンのように、つまんねぇのに長々と居座るパターンもある。
作家と編集部がグルになって、いつまでも信者相手にお布施を集める活動に勤しむのが、
一番最悪なパターンで、絶頂時でも終わらせる事にこだわった、
鳥山明やエイジのツメの垢でも煎じて飲ませたいくらいだ。

 作家の意思を尊重するべきという考え方もあるし、
ここまで手塩にかけて育てたコンテンツを手放したくないという編集部の気持ちも分かる。
どちらにも言い分はあるし、この難しい問題に正解はないだろう。

 まあガモウ的には、デスノートも自分達の終わらせたいタイミングで終わらせただろうから、
『エイジかっこいい=俺かっこいい』を演出したいんだろうけど、
必死に連載にしがみつく、ブリーフやショボーンへの強烈な当て付けにもなっている。

 何はともあれ、過去の栄光にしがみつく人気下降漫画は早急に終わらせるべきだ。
とりあえず、ブリーチとリボーン、ハンターハンターは悪影響だから掃討してくれ。

 
BLEACH(ブリーチ)
 そのブリーチ様だけど、しばらく新章に入って様子を見たけど、やっぱつまんねぇな。
別にブリーチ嫌いの俺様だけがそう思っているわけではなく、結果としても反映され、
掲載順位も以前とは大きく違い、中間より下をさまよっている始末。

 まあこの漫画、海外では下手をするとワンピースよりも人気があり、(No.1は忍者ナルト)
外人は『オー!サムライ!』とか言っているみたいだし、外貨も稼げるから、
編集部としては終わらせたくないコンテンツであり、作者も終わらせる気は微塵もなさそう。

 それにしても金に対する執着がすごいな。(笑)
この号で大笑いしてしまったが、何か一護がダサい格好に変身したよ。
サムライでも死神でもないし、何かのヒーローショーのコスプレみたい。
あの格好になる必然性もなかったし、完全に金儲け目当てだな。

 主人公の衣装が変わるという事は、それに関連するグッズもチェンジする必要がある。
フィギュア関連は勿論、ちょっとした置物や携帯ストラップとかも、
新コスチュームで作り直し、新製品として発売する気なのだろう。
信者は全パターンを揃えないと気が済まないから、信者であればきっと買うだろう。

 衣装が変わったと思ったら、ゲームの中は時の流れが現実と違うとか、
ドラゴンボールの精神と時の部屋みたいな設定を持ってきて、もはや何でもアリだな。
このフルプリングとかいう設定、世界観を大きく壊して完全に失敗だと思うよ。

 そして家の中でしょっぱいボス的と対峙する一護様。
基本この漫画って藍染もそうだったけど、ラスボスがしょっぱいよね。
クールなんだけど薄っぺらくて、ボスとしての凄みというか恐怖感が表現できていない。

 そういえばコイツの子分っぽい奴いなかったっけ?
アイツも拳西みたいに忘れられて、このシリーズが早急に片付けられそうなのだが、
人気低下して焦った作者は、きっと秋くらいには、なりふり構わず氷輪丸を活躍させてそうだ。
 
 
DOIS SOL(ドイソル)
 はい、俺様が一押しだった新連載漫画が、真っ先に終わってしまいましたよっと。
最大の敗因だった坊主戦の後、俺様が期待するとおり、仲間集め等、
試合外のイベント描写はなかなか良かったが、どうやら挽回できなかったようだ。

 やはりライバルチームにイケメンキャラの1人でもいれば、結果は変わっただろう。
いくら軍隊みたいなサッカーをしている強豪を演出したかったとはいえ、全員坊主はないな。
地味だし、基本漫画の世界では坊主=モブの扱いだから、どうしてもザコっぽく見えてしまう。

 イケメンキャラばかりもアレだけど、もう少し、読者に媚びる事も意識した方がいい。
遊び心というか、作者は根が真面目なんだろうけど、
バカ正直に描きたいものを描くだけじゃなく、ミーハー読者を意識する展開も多少は必要だ。

 その後は人気も回復することなく、まともにサッカーの試合を描写する事もなく、
仲間集めしただけで終わっていった。
最後の仲間だったサッカー部主将も地味だったし、何故あのビジュアルを選んだのか疑問。

 結局、映えるキャラを作り出す能力がなかったというわけだ。
キャラ漫画全盛期で、ミーハー読者がキャラの好みで漫画の良し悪しを選ぶ時代に、
キャラを無視して、いくら緻密にサッカーの戦術面を描写したところで、何も評価されない。

 もう少し『勝つための知性(マリーシア)』を利用したサッカー漫画を見たかったけど、
中二読者は、知的なサッカー漫画より、ちゅっちゅいちゃいちゃした、夫婦だ家族だと、
家族ごっこした、馴れ合いファンタジーなんちゃってバトル漫画の方が面白いらしい。

 この作者が、マジコみたいに読者に媚びた描写の半分でも意識したなら、
こういう結果になってなかったと思うが、そうはならないと、こだわりもあったのかもしれない。

 今回の事で、漫画の技術やストーリーだけではどうにもならないことは身に染みただろう。
『面白い』と評価される漫画と、クオリティが高い漫画はイコールではないのだ。

 漫画としてはつまんねぇのに、何故ブリーフやショボーン、マジキチは人気があるのか?
この辺りを学習して、次のラストチャンスにかけてもらいたいものだ。
まあ、そのラストチャンスが与えられる保障はないが、全ては本人次第だな。

2011年07月11日 23:59

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