『世にも奇妙な物語 2012年 春の特別編』がつまらな過ぎた

 どうも、『世にきみょ』歴20年の俺様です。
ジャンプの次くらいに『世にきみょ』は、1つの作品をこれだけ長く見続けているわけですが、
先日放送された『世にも奇妙な物語 2012年 春の特別編』が、アホみたいにつまらなかった。

 まあ、テレビで毎週放送していた頃と比較しても、スタッフも変わっているだろうし、
番組制作の環境も大きく変わっているだろうけど、それにしても今回はつまらな過ぎた。
スタッフがきれいにまとめようとし過ぎており、悪い意味で番組制作に慣れ過ぎている。

 世にも奇妙な物語は、大どんでん返しが常で、このシリーズならではの、
お約束的な演出も多々あるのだが、スタッフがそれに甘え過ぎて、
必要な演出や説明を省きすぎて、不自然な進行や構成が目立ち過ぎた。

 漫画でも同じで、お約束の漫画的技法も数多く存在するのだが、
ダメな漫画家はそれに頼り過ぎて、必要な演出や説明を省き、よく失敗する。

 仲間由紀恵主演の『スウィート・メモリー』は、どっかで見たことあるんだよな。
別の番組で同じ原作の作品を見たのか、過去作のリメイクで放送したのか分からないけど、
仲間が病院で目が覚め、刑事と医師にストーカー被害に遭ったと告白するのだが、
実はストーカーなのは仲間で、自らの記憶を改ざんしていたというオチの作品だった。

 更なる大どんでん返しがあると期待したが、全くなかったな・・・。

 鈴木福主演の『7歳になったら』は、7歳になったら本体とクローンで、
優秀な方を親が引き取るという設定の話だが、ただのもしもシリーズで、
大どんでん返しもなくオチも読めたし、ただ『鈴木福カワイイ』がしたいだけの話だった。

 どうせだったら、子供にも7歳で親を選ぶ権利が与えられて、最後に鈴木福が、
親をチェンジして自らの回収を回避して終わる・・・とかにしてほしかった。
・・・であれば、『世にきみょ』らしいゾッとする話に仕上がり、俺様を満足させられた。

 忽那汐里主演の『試着室』も、オチが読めるのは仕方ないとしてテンポが悪かった。
テンポが悪いと、最後のどんでん返しにも爽快感を感じる事ができず、もやっとする。

 高橋克典主演の『家族(仮)』は発想は良くて、『逆』誘拐犯の犯人が、
独身貴族な高橋に自らの妻と娘を送り込み、高橋に家族の良さを認識させたところで、
その内、娘が不良になったり妻が通信販売にはまったり家族の悪い面を即興ドラマで見せ、
汚れる前に引き取ってやるから五千万よこせ、という無茶な設定は笑えた。

 設定は良かったが、ドラマ班みたいなのを高橋の家に送り込み、
そこで妻や娘の10年後、20年後みたいなのを見せるやり方は少し違和感があった。
もう少し別のやり方はあったと思うが、一番金のかからないやり方を選んだのだろう。

 濱田岳主演の『ワタ毛男』は、オチがイマイチ過ぎたな。
最後、勤務先のトイレで不自然にワタ毛男が出現し、わけもなくワタ毛男のワタ毛を吹いて、
おそらく殺されて終わるのだが、勤務先というのがあまりにお手軽過ぎだし省き過ぎ。
もっと別な場所で遭遇し、視聴者の恐怖感を煽って終わってほしかった。

 手を抜き過ぎ。

 成果としては、よくCMで見かけるヤサ男が、よく名前だけ見かける『濱田岳』と一致した点。
顔と名前が一致しない俳優って、結構多いんだよな・・・。

 どうも最近の『世にきみょ』は、全盛期の頃と比較してもパンチが効いていないし、
無難に危なげなく、視聴者に波紋を広げようという心意気も感じられない。
視聴者にトラウマを植えつけたり、苦情が来るくらいのギリギリ感が全くない。

 昔、『世にきみょ』で『半分こ』という話があり、何でも半分に分ける2人がいて、
最終的には片方の旦那も半分にすることになり、旦那がいた方に宅配が届く。
その宅配のダンボールから、血が滴ってきたところで話は終わるのだが、
子供の頃にこれを見て、もちろん最後の意味も理解してゾッとしたのを覚えている。

 別にトラウマにはならなかったが、今の視聴者はこんなんでトラウマになるだろうし、
視聴者からも残酷すぎるとか苦情が来そうで、テレビ局も無難な番組しか作らなくなった。
主演俳優にばかり金をかけ、肝心の番組制作は穴だらけでほころびが多い。

 上っ面だけ見栄え良くしようとするハリボテ方針は、どこぞの漫画雑誌と全く同じだな。(笑)
視聴者がバカだと制作側もそれに合わせた物しか作らなくなり、結果コンテンツが衰退する。
ドラマも漫画もゲームもアニメも同様で、まともなコンテンツ産業は、邦画くらいなものか・・・。

 それにしても以前、『ビッグダディ』を見たときにも指摘したが、やはり、
番組の後半になるほど、CMの出現率というか、CMとCMの間隔が明らかに狭まっていた。

 ・以前指摘したCMの件

 『世にも奇妙な物語』は、20分くらいの短編が寄り集まったオムニバス形式のドラマだが、
以前は短編が終わるごとにCMに入り、少し長い話だけ例外で、話の途中でCMが入った。

 今回は、冒頭の2話くらいは、普通に話が終わるごとのCMだったが、
番組が1時間を過ぎる頃には、話の途中で1~2回とCMを挟み、テンポを悪くしていた。
視聴者が番組に集中する頃にCMをねじ込み、無理やりCMを見せる手法が横行している。

 なんか、悪い方向、悪い方向に、テレビの環境も流れていっているな・・・。
これからの時代は、コンテンツの良し悪しを見抜く力は一層、視聴者に求められる事になり、
ただボーっと受動的にコンテンツを提供されるだけじゃ、
良質のコンテンツには、なかなかめぐり合えなくなるだろう。

 娯楽を楽しむだけでも、窮屈というか、めんどくさい世の中になったものだ。
作品を見抜く力がないアホが、ある意味、一番楽だし楽しいのだろう。
まあ、そんな家畜根性丸出しの受給者には、絶対になりたくないけどな。

2012年04月28日 23:59

2コメント | エンターテインメント



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この記事へのコメント

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    昔見たのですが、稲垣五郎が出演してて電車?が確かテーマだった話が怖かった思い出があります。
    あと深夜に世にも奇妙な物語がやってて、
    90年代頃のやつでしたね。プールサイドで何かやってた話が記憶の片隅にあります。
    昔の番組は独特の不気味さがありますよね。
    ↑のプールサイドの話は怖くて途中で消したぐらいですから。何しろ深夜でしたし(笑)

    みや 2012年05月08日 12:44

     

     みやさん、おはようございます。

     調べてみましたが、稲垣さんが演じていた役の姉が、電車にはねられて、
    首だけが見つからない・・・という話ですね。
    確かに怖い話でしたが、最後は結構感動というか、いい話で終わりましたが、
    でもやはり、見る人が見ると、めちゃくちゃ怖いオチでしたね。

     深夜にやっていた頃のは見たことないのですが、
    確かにあの頃の『世にきみょ』は、かなりストレートなホラー表現もあり怖かったですね。
    まして深夜・・・スタッフも、ギリギリのところまで踏み込んで表現していたでしょうし。

     でも私だったら、布団に包まってブルブルしてでも、最後まで見たと思います。(笑)

    俺 2012年06月09日 08:34

     


 

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